ブドウの摘粒

ブドウにときめいています。

今年のテーマは、1粒をより大きくすること。その為に、早い段階からスタッフで意識して、房をコンパクトに、粒を早めに落とすよう心掛けました。

少しずつ効果、手ごたえを感じています。そんな成長途中のかわいい姿に、胸が高鳴ります。

シャインマスカットの様子

今にも食べられそうな大きさですが、まだまだ青いです。つまり、まだ玉張りすると思います。昨年の良かったシャインマスカットは↓です。これはすべての成長を終えた収穫時期の様子です

比べてしまうとまだ小さく感じますが、これより1粒あたりが大きくなるのではと期待しています。

すべてが大粒、形のいい房ばかりではないですが、ぜひ期待していてください。

摘粒はこのような形で行っています。品種はクイーンニーナです。

1枚目の摘粒前は多く残りすぎていました。このぐらい、今年は思い切りよく摘粒しています。

オンラインのご予約は8月上旬を予定しています。ぜひお楽しみに

粗皮削り

今年は粗皮削りに力を注いでいます。

樹皮の表面は時間が経過することで硬くなり、ひび割れた状態になります。そこにはいろいろな害虫が越冬するために隠れています。それを粗皮削りの作業、すなわち樹皮を削ることにより、中に潜む害虫を一気に減らそうというのが狙いです。被害を食い止め、減農薬にもつながります。

まずはブドウから。

ブドウの皮は筋状になっているので、繋がって剥けます。写真左が作業前、右が作業後になります。若干肌の色が違うのがわかりますか?

上に飛び出ている部分は。来年度の発芽する部分となりますが、そこも丁寧に削ってみると、います。

ややピンボケしてますが、白くなっている部分わかりますか?こちらが虫になります。このようなところに潜んでいます。ブドウはデリケートなので、すべて手作業で粗皮削りをしていきます。

つづいて柿とキウイです。柿とキウイは高圧洗浄機を使って、粗皮削りをしていきます。

昔は手作業でしていましたが樹が大きくなるにつれて、それも難しくなりました。高圧洗浄機の方が綺麗に剥がれますし、細かいところもピンポイントで狙うことができます。

こういった枝の分かれ目を重点的に狙っていきます。

最後にキウイフルーツ。爽快です。樹皮が飛んできます。

作業前

作業後

もはや色味が違います。ここまできれいになってくれると爽快です。地際は機械ではやりづらいので、鎌で掻いてみるとみるといました

樹皮の裏側に虫がいました。虫も必死ですから仕方ないですよね。でもこちらも必死です。今年も順調に育ってくれるよう、やれる準備はすべてします。綺麗になった樹木で、いい春を迎えられそうです。

剪定作業

大寒を過ぎ、今年はかなり寒い日が続きますね。北風吹き荒れる寒さに負けず、剪定作業に勤しんでおります。

ブドウ 剪定前

ブドウ 剪定後

短梢剪定という方法になります。1つの枝で残すのはわずか1~2芽です。春先の寒さなどで枯れこむ心配もありますが、それでも思い切って切ることが、美味しい充実したブドウに繋がります。本当に一芽入魂です。

キウイフルーツ(レインボーレッド) 剪定後

こちらはキウイのレインボーレッドになります。剪定前を撮影し忘れてしまったのが残念です。昨年のレインボーレッドでの販売では皆様にご不便ご迷惑をお掛けしましたので、今年はリベンジに燃えています。問題点をあぶりだして、少しでもいい果実に繋がるよう剪定しました。特に今年のこだわりは葉枚数。キウイは枝が四方八方に伸びるので、一見葉枚数は確保されているように見えましたが、実は少なかったのでは?と考えています。より充実した光合成が行えるよう管理が行き届けるような剪定を心掛けました。

ナシ 剪定途中の1コマ

この写真は皆さんにはどう見えますか?こんなにバックリと折れてしまって大丈夫か心配になりますよね。でも、これは半分まで鋸を入れてわざと折り曲げているのです。水と養分の通り道である維管束は半分活かしてあります。実はこの枝は徒長枝いって強すぎて樹を形づけるのに向かない枝です。それを有効利用するために負荷をかけて結実用として使います。ちなみにこのようなケースで剪定した後1年後にはこうなります。

一概に同じとはいえませんが、このくらいカルスを形成して回復します。植物の力はすごいですね。

一つ一つに知識、技術を駆使して剪定しています。すべては美味しい果実のために。まだまだ半分も終わっていません。寒さに負けず励みます。

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