都知事表敬訪問

2月20日、小池百合子都知事のもとを表敬訪問致しました。

東京都の事業を活用し、積極的かつ先進的に新しい取り組みを行っている若手農家の代表として今回のお話を頂きました。

高橋果樹園も先代の植木業から転換して果樹栽培を始めました。都の事業を利用できたおかげで様々な取組への挑戦ができました。

シャインマスカットなどのブドウや、根圏制御栽培の梨は大人気の品目です。これらの栽培も東京都の事業を利用することで取組むことのできた品目です。

私が研修していたころ(2007年頃)からシャインマスカットの品種は存在し、試食していましたが、立川市には私が取り組むまでシャインマスカットがなかったのでぜひ栽培したいと思い取り組み始めました。梨も市内果樹農家が少なく、梨が少なかったことや、稲城梨の苗が手に入る状況を見て、ぜひ稲城梨を栽培したい思いもあり取り組みを始めました。また、本年の開催は見送りましたが、栽培体験も根圏制御栽培ならできるのではないかという思いもありました。

そして販売促進の面でも東京都の事業を活用しております。果樹園のロゴや本ホームページもブランド化を支援する事業になります。

私たちが作った農産物をお客様に一目でわかってもらえるようになるよう、各品目で使えるロゴをデザイナーに作成していただきました。シンプルな色合いだけれども、様々な品目を作っていることや果樹の楽しさが表現されていて、私自身とても気にいっております。「ブランドとは約束」と紙面で読んだことがあります。私たちの果物は美味しいと思っていただけるよう努めてまります。

このように私たちが安心して果物を生産し皆様にご提供できるのも、支援してくださる東京都や立川市をはじめとする行政の皆さん、JAの皆さんのお力添えがあってこそと感じており、感謝しております。

まだまだ夢の途中。これからも新しいアイデアを活かし、仲間と研鑽し、更なる挑戦を続けていきたいと思います。

一緒に表敬訪問しました都内初のオリーブオイルの取り組みを行った須藤金一さん(須藤園) と堆肥事業を活用し、循環型農業の実現を行った酒井雅博さん(さかい農園) ともお話することができ、お二方とも新鮮で斬新な取組をされており、いい刺激を受けることができました。東京の農業がより一層魅力あふれる産業となるよう切磋琢磨していけたらと思います。

ご協力頂きました関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。

またこの表敬訪問は日本農業新聞にも掲載されました。

梨の栽培体験の開催見送りについて

日頃よりホームページをご覧いただきありがとうございます。

昨年ご好評いただきました「梨の栽培体験」について、本年の開催は見送りとさせていただきます。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございません。

背景といたしましては、昨年夏ごろ、梨の花粉の輸入及び使用禁止が農林水産省より発表されました。花粉内に火傷病という樹が枯れてしまう恐れのある菌が含まれているためです。それらの媒介も未然に防ぐため、このような輸入禁止の措置となりました。

当園は輸入花粉に依存しておりましたので、方針の変更をすることとしました。当園のみならず、全国の梨農家にとって大きな問題となり、夏ごろの発表だったため時期的にも花が手に入らず、対策に右往左往し新聞でも大きく取り上げられました。

いよいよ開花が迫っている時期となりましたが、当園では花粉生成器を導入することができました。対策も講習などで学び、対応策を検討することができました。がしかし、しっかりと花粉がつくれるか、また果実が着果できるかは、まだまだ不透明であります。

このような揺れている状況下で、栽培体験を開催することが難しいという判断となりました。皆様方には大変申し訳ないと感じておりますが、ご理解のほど頂けたらと存じます。

しっかりと花粉を作成し、皆様方においしい梨をお届けできるよう、努めてまいります。

引き続きよろしくお願いいたします。

石川酒造より米ぬかをいただきました

先日、東京福生市にある石川酒造さまより、米ぬかを分けていただきました。

石川酒造といえば東京の銘酒である「多摩自慢」を手掛けております。建物や大きな樹木からは歴史と伝統を感じます。「酒呑みテーマパーク」として取り組み様々なクラフトビールやレストランもあり、歴史の中にも新しい風を感じることができます。

今回いただきました米ぬかは「なかぬか」と呼ばれる部分です。お酒を造る工程の中で、米を削っていきます。最初の10%を削ったものが赤ぬかと呼ばれます。そこからさらに10%削ったものを、今回の中ぬか、さらに削ったものが白ぬかとなります。白ぬかはおせんべいの材料にもなるそうです。今回お話を伺って非常に勉強になりました。

今まで肥料はできていたものを購入していましたが、近年の状況を踏まえてなにか取り組みができないかと考えている中でこのようなお話をいただけて非常にありがたかったです。SDGsや循環型社会など様々な考え方がある中で、高橋果樹園が無理なくできることを模索しているところでした。

今回の米ぬかを堆肥などに混ぜ、有機肥料にして畑に還元できれば良いなと考えています。すぐには成果が表れるものではないですが、徐々に徐々に循環型の一部を形成できればいいですし、それによりより果実がおいしくなれば最高です。

より一層オリジナルな果実になるよう、チャレンジしていきますので引き続きよろしくお願いいたします。

今回お話をいただきました石川酒造様には厚く御礼申し上げます

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