剪定作業

大寒を過ぎ、今年はかなり寒い日が続きますね。北風吹き荒れる寒さに負けず、剪定作業に勤しんでおります。

ブドウ 剪定前

ブドウ 剪定後

短梢剪定という方法になります。1つの枝で残すのはわずか1~2芽です。春先の寒さなどで枯れこむ心配もありますが、それでも思い切って切ることが、美味しい充実したブドウに繋がります。本当に一芽入魂です。

キウイフルーツ(レインボーレッド) 剪定後

こちらはキウイのレインボーレッドになります。剪定前を撮影し忘れてしまったのが残念です。昨年のレインボーレッドでの販売では皆様にご不便ご迷惑をお掛けしましたので、今年はリベンジに燃えています。問題点をあぶりだして、少しでもいい果実に繋がるよう剪定しました。特に今年のこだわりは葉枚数。キウイは枝が四方八方に伸びるので、一見葉枚数は確保されているように見えましたが、実は少なかったのでは?と考えています。より充実した光合成が行えるよう管理が行き届けるような剪定を心掛けました。

ナシ 剪定途中の1コマ

この写真は皆さんにはどう見えますか?こんなにバックリと折れてしまって大丈夫か心配になりますよね。でも、これは半分まで鋸を入れてわざと折り曲げているのです。水と養分の通り道である維管束は半分活かしてあります。実はこの枝は徒長枝いって強すぎて樹を形づけるのに向かない枝です。それを有効利用するために負荷をかけて結実用として使います。ちなみにこのようなケースで剪定した後1年後にはこうなります。

一概に同じとはいえませんが、このくらいカルスを形成して回復します。植物の力はすごいですね。

一つ一つに知識、技術を駆使して剪定しています。すべては美味しい果実のために。まだまだ半分も終わっていません。寒さに負けず励みます。

桃の摘花

今日は25度まであがる夏日になりましたね。上着どころか半袖での作業でした。すでに初夏の爽やかさを感じています。

果樹園も春色真っ盛りです。

ブルーベリーも小さく綺麗な花をつけています。ツツジ科で小さな鈴のような花は愛らしいですよね。

梨も純白な花を咲かせています。去年は見ることができなかったので、1年分の成長を感じています。来年はさらに見ごたえがありそうでわくわくします。明日は梨の受粉の作業です。

桃は満開となりました。眺めながら楽しみたいところですが、美味しい果実にするためしっかりと作業を行います。花を摘んで果実の数を制限し、味を濃縮させます。特に上芽と呼ばれる、枝の上側にある花(果実)は日焼けしてしまうため良質な果実にはなりません。そのため上向きの花を中心に摘んでいきます。落ちた花を見るのは少し心苦しいですが、、

キウイも芽が動き出して、蕾が見え始めています。来週には摘蕾の作業がピークを迎えそうです

春の駆け足

春の足音が聞こえてきたなと思っていたら、気温がどんどん上がり、予想以上に早く様々な果樹が芽吹いています。

スモモは満開となり、受粉作業に取り組んでいます。秋姫に関してはもう花の終わりになってきました

桃も開花が確認されました。例年より7日~10日ぐらい早い開花確認です。しかも中生品種のあかつきや晩生種のふくよか美人などが咲いています。

キウイも芽吹いて花となる蕾もうっすら確認できました。よく「水が上がる」という表現をするのですが、樹が休眠期から脱すると地面から水を吸い上げます。そうすると剪定の切り口から水がしたたってきます。樹の生命力を感じますね。

今年の春の足音は早いですね。

今年は皆様に収穫体験をご利用いただけるようスタッフで企画しております。また本ホームページでお知らせ致します。

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