日々剪定

立春を過ぎ、段々と暖かい日が増えてきました。日も長くなってきた気がします。

髙橋果樹園では毎日、剪定作業をしています。農家仲間が、冬のシーズンは修行僧のように黙々と樹を切ると言っていましたが、まさにそのような状態です。ただ、当園ではスタッフに剪定指導しているので、黙々と、まではいかないですかね。

さて、スモモ、プルーン、桃の剪定が終わりました。これらの品目は核果類(種が中央に大きくある果実)にあたり、とにかく樹が固いです。仕立ての形を作るうえでは、しなるのでやりやすいのですが、太い枝を無理して剪定ばさみで切ろうとすると、手首が悲鳴をあげます。腱鞘炎に気をつけながら取り組んでます。

今年はスモモ、プルーンの長梢剪定に取り組んでみました。長く徒長した枝をそのまま使うという斬新な手法です。うまくいけば、夏場の不要な枝の判断がしやすく、管理がより行き届くようになりそうです

桃は剪定をなかなか単純化できないので例年通り切りました。ですが、より果実を充実させるため、すこし強めに剪定しました。花芽は膨らんできています。例年より開花は早そうですね。

スタッフに剪定指導といいますが、なかなか言葉で表現することは難しいです。こう切るとこうなるだろう、あくまで経験に基づいた予測にすぎません。農業において「果樹は後継が難しい」といわれる所以はおそらくこの剪定にあると思います。近年は剪定の簡略化の手法がどんどん生まれてきています。積極的に取り入れながら、でも昔からある技術を大事にしながら、指導にも熱を入れていきたいと思います!

梨の元肥

あっという間に一月も最終日となりました。

キウイフルーツは昨日の販売分で終了となりました。ご愛顧頂きありがとうございました。皆様に喜んでいただき嬉しい限りです。樹も大きくなり、さらに多くの果実が収穫できると思います。今年も美味しい果実となるよう栽培管理を頑張ります

先日、梨の元肥をしました。昨年の3月に定植をしたので初の元肥です。

エコロングという緩効性の肥料となります。肥料成分にコーティングが施されており、100日かけてじわじわと溶けていきます。

久しぶりに根を確認しましたが、細根が土内にまわって順調です。土からははみ出た根っこが見えています。

エコロングだけでは化成肥料の成分だけになってしまうので、味にコクを出すために有機肥料を少し加えました。牛骨粉や魚粕、油粕になります。根圏は樹に負荷がかかり、小玉になりやすいが甘い果実になる性質があるそうです。そこにさらに梨の味わいが深くなればいいなと思います。

今年は少し収穫できそうです。楽しみです!!

キウイ剪定終了

今日は寒いですね。雪予報、多摩地域でも積雪の恐れがあるということで心配です。

しかし、今週は晴れて気持ちのいい日が多く、剪定が捗りました!特にキウイフルーツに集中的に取り組み、剪定が終了しました。

剪定前のレインボーレッド
剪定後 下から
剪定後 東京ゴールド

キウイは枝が絡む習性があり、夏に旺盛に育っているので、絡み合った枝を読み解くのに苦労します。棚線に絡んだ枝をほどくのも一苦労です。

これでもかと枝を切り、すっきりしました。「こんなに切ってしまうの?」と感じると思いますが昨年もこのくらい枝を落としています。枝の太さ、長さもよく見ていますが、特に芽を意識してどの枝を使うか判断しています。枝の数が減ることで、芽の数さらには花の数が調整され、選ばれた果実に栄養がいくことになります。

綺麗になった棚を見て、今年もいい果実が収穫できそうだと期待しています。皆様も楽しみにしていてください

さて販売のキウイですが、レインボーレッド、ヘイワードは終了、東京ゴールドは残りごくわずかとなりました。近隣の直売所、無人直売所での販売のみとなります。1月中には販売終了予定です。ご愛顧ありがとうございました。多くの皆様から嬉しいお言葉を頂き、剪定の作業にも熱が入ります!ありがとうございます。

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