予想以上に早い春

気温が暖かく、例年よりも早く春の到来を感じます。

春の作業というと摘蕾作業(蕾を整理することで、花・果実の数を早期に調整します)や受粉作業、芽かき作業(新芽の数を調整します)と色々あります。例年ですとこれらが、ゆっくりと作業開始となるのですが、暖かい気候のおかげで一度にやってきました。正直なところ非常に焦りましたが、冬の剪定作業が比較的早く終わっていたため、なんとかやりくりできそうです。

三寒四温ということばがあるように、春が進むのはありがたいことですが、反動で急激な寒さが心配です。遅霜が来ないことを願うばかりですね。

梨の花の様子、受粉作業に追われています。

キウイの摘蕾作業。過去に3月にこの作業を行ったことは無いです。それほど陽気が暖かいということですね。

ふるさと納税

昨年11月より、立川市のふるさと納税の返礼品として登録をさせて頂きました。

季節柄もあり、高橋果樹園では東京オリジナルキウイである「東京ゴールド」を出品させていただきました。

大変ご好評いただき、1月は毎日のようにお申し込みがあったとの連絡を頂きました。厚く御礼を申し上げます。

地元立川で農業に取り組む中で、このような形で恩返しできることを嬉しく感じるとともに、東京の味が北海道から沖縄まで全国の皆様にお届けできたことは非常に光栄です。

特にこの東京ゴールドは、私が東京都農林総合研究センターの研修生時代に、研究員や職員の皆様と共に品種登録をしました。微力ながら携わらせていただいた程度ですが、思い出深い品目、品種なのです。あの時に「これが東京を代表する果物になるんだ!」と熱く職員の皆様と話をしていたのを懐かしく感じつつ、あれから十数年かかりましたが実現できたと思うと感無量です。

好評につき少し延長しまして、ふるさとチョイスにて2月14日までお申し込みが可能になります。

秋の収穫体験会2022

11月20日、初めて秋の収穫体験会を開催することができました。

非常に多くの皆様からご応募、ご参加いただき、誠にありがとうございました。御礼申し上げます。

特にサツマイモは皆様にお集まりいただいた畑で作るのは初めてでしたので、どうなるか心配でハラハラしておりました。一部に獣害の被害がある区画もあったものの、出来も良かったようで皆様にお喜びいただき安堵しております。大きいお芋もいっぱい掘れ、ご満足いただけて良かったです。

柿については、皆様にハサミをご準備いただき、収穫して頂きました。ぐるぐると畑内を見周りながら、思い思いに好きな果実を見つけ収穫する。一見なんともないことですが、あまり事例のない仕立て方を導入し、収穫位置を低く低く作ってきたおかげで脚立も使わずにこの体験会ができることに、私自身とても嬉しかったです。始めた当初から目標にしてきたことが叶い、感無量でした。皆様の「大きい!」や「どれにする?」と楽しんでいる声が飛び交い、私たちも楽しくなりました。

キウイフルーツはすぐに食べることができないのが難点ですが、それも食育の一環としてお家に帰ってから楽しんでいただければ幸いです。東京ゴールドは形にも特徴があり、樹にぶら下がっている様子をも見ためにも楽しんでいただけて良かったです。よく探せば超大玉の果実もあり非常にご満足板だけてよかったです。また、本来は子供には棚が高く収穫ができないのですが、親御さんが抱っこをして収穫するというのは家族のスキンシップにもなり非常に良かったと声をいただきました。

今年度の収穫体験はこれをもちまして終了となります。これから肥料や剪定など樹のメンテナンスをしっかりとしてあげて来年に備えたいと思います。

私たちにとっても、皆様方の喜ぶ顔を間近に見れる収穫体験会は作業の活力になっております。また来年も企画して参りたいと思いますし、収穫だけではない作業体験も含めたものも考えていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。

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