3月、4月の様子

今年の春は私事のイベントが多く、すっかりと日誌がご無沙汰となってしまいました。

今年は3月中旬には27℃と夏日を超える日もありました。一方で、3月下旬に急激に冷え込み、雪の降る日もありました。

この時期は新芽が芽吹く大事な時期になります。そのため、今年の3月はこれからの生育に不安を感じさせます。

モモについては開花が早いかと感じておりましたが、3月末の冷え込みで、開花は例年より遅くなりました。

収穫についてもおそらくやや遅めになるかと感じております。

梨については、例年、品種によってすこしずつ開花時期が違うのですが、ほぼ全品種が同時期に咲いてしまった印象です。

早い品種は3月末の寒さで遅くなり、遅めの品種は4月の暖かさで早く咲いた感じです。

そのため、花粉精製の作業はてんやわんやしておりました。

それでも切り枝から花粉を採るなど、対策をしておりましたので、現段階で無事に着果し、5月に入り摘果作業に取り組んでいます。

いよいよ花の季節から果樹の管理作業とめまぐるしくなってまいりました。

今年も皆様に旬の味をお届けできるよう、真摯に取り組んでいきます。ぜひお楽しみに

JA東京むさし果実部会様視察受入

1月29日、JA東京むさしの果実生産部会の皆様が視察に来てくださいました。

同じ東京、しかも隣接する市の皆様方ということで日頃からお世話になっている方も多数いらっしゃいました。

ブドウを始めた時に色々と助言を頂いた先輩方の前で、自身の経営や栽培手法を私の方からお話することは非常に緊張感がありました。皆様、私より果樹栽培の経験が多い方々ですので、質問も非常にコアな内容で過去受け入れてきた方々の中でもかなり難易度が高かったように感じます。それでもナシ、イチジク、ブドウ、カキ、モモ、キウイと多岐にわたる品目の栽培が特徴であり、法人化を交えた経営のお話をさせていただきました。

都市農業の特徴を理解し、同じ環境下で農業(果樹)に取り組む者同士でこのような交流は非常に大事かと思います。これから都市で果樹栽培を取り組むうえで必要となることを、お互いに共有し声を高めてアピールできていければと思います。

今回の視察受入は、とにかく緊張しました。それでもお互いにとって非常に有益な視察であるとも感じました。

寒い中、お越しくださいましたJA東京むさしの皆様方には感謝申し上げます。

国際製菓専門学校2

だいぶ記事が滞ってしまい、果樹園日誌を楽しみにされている皆様には申し訳ありません。

1月17日に国際製菓専門学校の皆様が地域学習の一環として作業の手伝いに来てくださいました。

冬の果樹園は、葉もなく、実もなく、閑散とした枝のみが並び、かつ、その日は北風が強く寒い一日でしたが、皆さん一生懸命に手伝ってくれました。

作業としては落ち葉掃きや果樹棚に絡んだキウイの枝を取り除く作業を行いました。

どちらも手伝ってもらえると非常に助かる作業です。

落ち葉には、前年度の病原菌が付着しているため圃場から取り除くことで、病気に対するリスクを減らすことができます。

キウイの枝も、棚に絡むと取り除くのがとても厄介です。

普段の授業とは違う雰囲気を味わうことができると皆さん楽しそうでした。

農業高校出身の生徒もいらっしゃったり、山形県から上京してきた里と、多様な方々が、製菓の道を目指して進んでいるお話を聞くだけで私たちもいい刺激を受けます。

皆さん、ありがとうございました。

※学園祭(2月1日、2日)に訪問する予定でしたが、風邪にかかってしまい行くことが叶いませんでした。家族で楽しみにしていて、行けないことは非常に残念でしたが、また来年こそは伺いたいと思います。

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