梨の栽培体験の開催見送りについて

日頃よりホームページをご覧いただきありがとうございます。

昨年ご好評いただきました「梨の栽培体験」について、本年の開催は見送りとさせていただきます。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございません。

背景といたしましては、昨年夏ごろ、梨の花粉の輸入及び使用禁止が農林水産省より発表されました。花粉内に火傷病という樹が枯れてしまう恐れのある菌が含まれているためです。それらの媒介も未然に防ぐため、このような輸入禁止の措置となりました。

当園は輸入花粉に依存しておりましたので、方針の変更をすることとしました。当園のみならず、全国の梨農家にとって大きな問題となり、夏ごろの発表だったため時期的にも花が手に入らず、対策に右往左往し新聞でも大きく取り上げられました。

いよいよ開花が迫っている時期となりましたが、当園では花粉生成器を導入することができました。対策も講習などで学び、対応策を検討することができました。がしかし、しっかりと花粉がつくれるか、また果実が着果できるかは、まだまだ不透明であります。

このような揺れている状況下で、栽培体験を開催することが難しいという判断となりました。皆様方には大変申し訳ないと感じておりますが、ご理解のほど頂けたらと存じます。

しっかりと花粉を作成し、皆様方においしい梨をお届けできるよう、努めてまいります。

引き続きよろしくお願いいたします。

石川酒造より米ぬかをいただきました

先日、東京福生市にある石川酒造さまより、米ぬかを分けていただきました。

石川酒造といえば東京の銘酒である「多摩自慢」を手掛けております。建物や大きな樹木からは歴史と伝統を感じます。「酒呑みテーマパーク」として取り組み様々なクラフトビールやレストランもあり、歴史の中にも新しい風を感じることができます。

今回いただきました米ぬかは「なかぬか」と呼ばれる部分です。お酒を造る工程の中で、米を削っていきます。最初の10%を削ったものが赤ぬかと呼ばれます。そこからさらに10%削ったものを、今回の中ぬか、さらに削ったものが白ぬかとなります。白ぬかはおせんべいの材料にもなるそうです。今回お話を伺って非常に勉強になりました。

今まで肥料はできていたものを購入していましたが、近年の状況を踏まえてなにか取り組みができないかと考えている中でこのようなお話をいただけて非常にありがたかったです。SDGsや循環型社会など様々な考え方がある中で、高橋果樹園が無理なくできることを模索しているところでした。

今回の米ぬかを堆肥などに混ぜ、有機肥料にして畑に還元できれば良いなと考えています。すぐには成果が表れるものではないですが、徐々に徐々に循環型の一部を形成できればいいですし、それによりより果実がおいしくなれば最高です。

より一層オリジナルな果実になるよう、チャレンジしていきますので引き続きよろしくお願いいたします。

今回お話をいただきました石川酒造様には厚く御礼申し上げます

剪定

今年の冬は暖かいと感じております。昨年もそうでしたが、果樹の芽が早く動き出してしまいそうですので、剪定を急ピッチで進めております。

実際、1月末ですがすでに梅が咲き始めました。

キウイフルーツは剪定が終了しました。たまたまトラックでバックホウ(ユンボ)の積み下ろし作業があったので高い位置から剪定後のキウイ棚を見ることができました

あまり上から見る機会がなかったのですが、主枝の太さや、整列された結果母枝(実がなる枝)が整列されていて、見とれてしまいました。

ちなみに剪定前はこちら

もじゃもじゃに絡み合っていました。今年は勇気をもって1本、2本例年より多く結果母枝を切ることをテーマに取り組みました。といいますのも、年末年始のご利用やふるさと納税でのギフトのご注文を多くいただきましたので1つの果実がより充実するよう目指しています。

剪定シーズンも折り返し。まだまだ梨やブドウやありますが、取り組んでまいります。

今日は雪予報。畑も被害がないことを願うばかりです。皆様も転倒などお気を付けください。

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