剪定作業

大寒を過ぎ、今年はかなり寒い日が続きますね。北風吹き荒れる寒さに負けず、剪定作業に勤しんでおります。

ブドウ 剪定前

ブドウ 剪定後

短梢剪定という方法になります。1つの枝で残すのはわずか1~2芽です。春先の寒さなどで枯れこむ心配もありますが、それでも思い切って切ることが、美味しい充実したブドウに繋がります。本当に一芽入魂です。

キウイフルーツ(レインボーレッド) 剪定後

こちらはキウイのレインボーレッドになります。剪定前を撮影し忘れてしまったのが残念です。昨年のレインボーレッドでの販売では皆様にご不便ご迷惑をお掛けしましたので、今年はリベンジに燃えています。問題点をあぶりだして、少しでもいい果実に繋がるよう剪定しました。特に今年のこだわりは葉枚数。キウイは枝が四方八方に伸びるので、一見葉枚数は確保されているように見えましたが、実は少なかったのでは?と考えています。より充実した光合成が行えるよう管理が行き届けるような剪定を心掛けました。

ナシ 剪定途中の1コマ

この写真は皆さんにはどう見えますか?こんなにバックリと折れてしまって大丈夫か心配になりますよね。でも、これは半分まで鋸を入れてわざと折り曲げているのです。水と養分の通り道である維管束は半分活かしてあります。実はこの枝は徒長枝いって強すぎて樹を形づけるのに向かない枝です。それを有効利用するために負荷をかけて結実用として使います。ちなみにこのようなケースで剪定した後1年後にはこうなります。

一概に同じとはいえませんが、このくらいカルスを形成して回復します。植物の力はすごいですね。

一つ一つに知識、技術を駆使して剪定しています。すべては美味しい果実のために。まだまだ半分も終わっていません。寒さに負けず励みます。

落ち葉掃きと元肥

今年は12月が比較的暖かい日が多かった中で、ここへきての急激な寒さで一気に果樹も落葉しました。その落ち葉掃き作業に追われています

ブドウも紅葉すると綺麗です。見た目には楽しめますが、なかなか葉っぱが落ちませんでした。

落葉には来年の病気のもととなる菌が残ってしまうため、落ち葉を一か所に集めます。減農薬のための病気予防です。そのまま一年置いておくとふかふかな堆肥になります。

綺麗になった畑には来年度分の肥料を入れます。この時期はじんわり効かせたいので有機質肥料をいれます。そのなかでこの2つの肥料は愛用しております。

エコ574というぼかし肥料です。ぼかし肥料とは有機肥料に発効や微生物の分解をさせた肥料のことを言います。元肥に必要なリン酸分も高く、愛用しています。

ヤシガラの炭をベースとした土壌改良剤です。肥料業者が「おすすめなのでぜひ試してほしい」といわれたのがきっかけで使い始めました。使用後の果実の味や肥大が格段とよくなりました。それ以降毎年使用しています。

これらの肥料はほんの一部です。堆肥や鶏糞を含め8~10種類の肥料をブレンドしています。偏りを出さないように気をつけながら、肥料撒きにもこだわっています。その年の果実の成り具合や生育を見ながらの計算になりますので、最後は感覚の部分もありますが、来年の味が少しでもよくなればいいなと思います。

立川市農業祭品評会

明日、13日(土)は直売会はお休みとなります。お間違えの無いようご注意ください。地域の活動に参加するため不在となります。ご対応できませんのでご容赦ください。次回直売会は15日(月)となります。

昨日11日に立川市農産物品評会が開催されました。当園からも柿(太秋、東京紅、次郎)とキウイフルーツ(東京ゴールド、ヘイワード)を出品しました。

見事、東京紅が東京都知事賞を受賞することができました。今年はよく色が染まり、見た目にも鮮やかな東京紅になったと思います。

また、東京ゴールドも立川市農業祭実行委員会会長賞を受賞しました。特別大きい果実は少なかったのですが、揃いがよく、東京ゴールドの特徴的な形の雫型がよく表れたものが今年は多かったと思います。

オンライン販売の「東京名果詰合せ」の柿・キウイコンビとなりました。残念ながら今年度は定数に達してしまったため、これ以上はお受けすることはできませんが、来年もまた美味しい柿となるよう精進いたします。

今年は多くの品目で良質な果実となりました。いつも支えてれているスタッフ、行政や農協をはじめ、応援してくださるお客様の皆様に本当に感謝です。これからも喜んでいただける果実を作ることで恩返ししていきたいと思います。

※JA直売所「みのーれ立川」で農産物直売会の特別賞展示が行われました。立川には様々な品目の素晴らしい農産物がたくさんあります。今時期は秋の味覚満載です。お近くの際にはぜひお立ち寄りください!

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