柿の収穫が始まりました

10月に入り、いよいよ柿のシーズンが始まりました。

今年はなんといっても鳥害にやられてしまいました。収穫が始まる前の9月上旬から、毎日毎日カラスがつついて食べていってしまいました。例年、落葉後の時期には果実が丸見えとなってしまい、鳥の餌食に、、ということはあるのですが、収穫1か月前から被害を受けるということは過去ありませんでした。

私自身も明日にはこないだろうと油断していたところもありますが、毎日、しかも日に日にカラスの数が増えていく状況に恐怖を覚えました。テグスを張る対策を講じた後は被害を抑えられていますが、今年は収穫数が例年より減ってしまいそうです。

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粗皮削り

今年は粗皮削りに力を注いでいます。

樹皮の表面は時間が経過することで硬くなり、ひび割れた状態になります。そこにはいろいろな害虫が越冬するために隠れています。それを粗皮削りの作業、すなわち樹皮を削ることにより、中に潜む害虫を一気に減らそうというのが狙いです。被害を食い止め、減農薬にもつながります。

まずはブドウから。

ブドウの皮は筋状になっているので、繋がって剥けます。写真左が作業前、右が作業後になります。若干肌の色が違うのがわかりますか?

上に飛び出ている部分は。来年度の発芽する部分となりますが、そこも丁寧に削ってみると、います。

ややピンボケしてますが、白くなっている部分わかりますか?こちらが虫になります。このようなところに潜んでいます。ブドウはデリケートなので、すべて手作業で粗皮削りをしていきます。

つづいて柿とキウイです。柿とキウイは高圧洗浄機を使って、粗皮削りをしていきます。

昔は手作業でしていましたが樹が大きくなるにつれて、それも難しくなりました。高圧洗浄機の方が綺麗に剥がれますし、細かいところもピンポイントで狙うことができます。

こういった枝の分かれ目を重点的に狙っていきます。

最後にキウイフルーツ。爽快です。樹皮が飛んできます。

作業前

作業後

もはや色味が違います。ここまできれいになってくれると爽快です。地際は機械ではやりづらいので、鎌で掻いてみるとみるといました

樹皮の裏側に虫がいました。虫も必死ですから仕方ないですよね。でもこちらも必死です。今年も順調に育ってくれるよう、やれる準備はすべてします。綺麗になった樹木で、いい春を迎えられそうです。

落ち葉掃きと元肥

今年は12月が比較的暖かい日が多かった中で、ここへきての急激な寒さで一気に果樹も落葉しました。その落ち葉掃き作業に追われています

ブドウも紅葉すると綺麗です。見た目には楽しめますが、なかなか葉っぱが落ちませんでした。

落葉には来年の病気のもととなる菌が残ってしまうため、落ち葉を一か所に集めます。減農薬のための病気予防です。そのまま一年置いておくとふかふかな堆肥になります。

綺麗になった畑には来年度分の肥料を入れます。この時期はじんわり効かせたいので有機質肥料をいれます。そのなかでこの2つの肥料は愛用しております。

エコ574というぼかし肥料です。ぼかし肥料とは有機肥料に発効や微生物の分解をさせた肥料のことを言います。元肥に必要なリン酸分も高く、愛用しています。

ヤシガラの炭をベースとした土壌改良剤です。肥料業者が「おすすめなのでぜひ試してほしい」といわれたのがきっかけで使い始めました。使用後の果実の味や肥大が格段とよくなりました。それ以降毎年使用しています。

これらの肥料はほんの一部です。堆肥や鶏糞を含め8~10種類の肥料をブレンドしています。偏りを出さないように気をつけながら、肥料撒きにもこだわっています。その年の果実の成り具合や生育を見ながらの計算になりますので、最後は感覚の部分もありますが、来年の味が少しでもよくなればいいなと思います。

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