梨の摘果

今年度から本格的に梨の栽培が始まったことで、少しずつ作業に追われ始めています。なかなか果樹園日誌を更新できず申し訳ありません。

今年は比較的雨が多く、晴れている日は気温も高いので梨もぐんぐんと育っていきます。皆さんと共に初めて味わうことのできる梨を楽しみにしながら、スタッフ一同、日々大きくなる果実の作業に向き合っています。

花が終わり摘果の季節です。受粉がうまくいくと、このように花が果実へと変わります。1つの花芽から8果ほどできます。今回は1~2果に調整する粗摘果作業です。1つに絞りたいところですが、5月は雹など天候が不安定な日も多い為、予備的に多く残しました。

最終的には1つの枝で4~5果にまで減らします。1本の樹には最大16本の枝を置いているので収穫できるのは70玉程度ということになります。花の頃を考えると、残す果実はかなり少ないですね。それだけ味を凝縮させたいということです。

まだ幼木も多い為、また今年は心配していた春先の寒さ(遅霜)にあたってしまったようで、枯死している枝や花芽も多くあります。各品種とも梨は数量限定となりそうです。

幸水、豊水、稲城、楽山、あきづき、新高と6品種揃えています。みずみずしい夏の味覚をお届けできるよう、まだまだ取り組みます。

花の季節

先日はまさかの雪となりましたが、暖かい日が多く、蕾が活発に動いています。

梨の様子。蕾が緩むとはこのことですね。まさかの雪の日に撮影しました。

うっすらと積もりました。寒かったです…。明日も霜注意報が出てますし、遅霜は心配です。

ピンボケしててすみません。キウイのレインボーレッドも芽が膨らんで動いています。そろそろ摘蕾作業がありそうです。

桃も膨らんで花のピンクの部分が見えています。来週には綺麗に咲きそうです。

プルーンもそろそろです。一番愛らしい姿ですね。

スモモはほぼ満開です。気づいたら咲いていました。急いで受粉作業に取り掛かっています。

数年前までは、この3月は準備作業ということで手の行き届かないところを色々と作業していたのですが、段々剪定量も増えてきてあっという間に、受粉作業、管理作業を迎えそうです。

コロナも落ち着いて収穫体験会が開催できるよう準備を進めていきたいと思っておりますので、楽しみにしていてください。

東京の農家で学ぼうツアー

3月13日、東京の農家で学ぼうツアーが高橋果樹園で行われ、都立瑞穂農芸高校の生徒2名と先生3名にお越しいただきました。

農園概要や栽培している果樹についてお話しました。また私ならではの話をしたいと思っていたので、果樹農家を新規で始めることについて伝えました。

せっかく果樹園までお越しいただいたので、座学だけではなく、実際に体験していただこうということで、「梨の根圏栽培の苗木定植」を実際に行っていただきました。

高校に根圏栽培の果樹が無いとのことでしたので、どのように成長していくか、根圏栽培のもととなる考え方を説明しながら、苗木を植えてもらいました。1本だけではなかなかすべてが伝わらなかったかもしれませんが、熱心に取り組んでくれたおかげで、私たちが作成したのと同じくらい綺麗に定植できました。乾燥した土をしっかりとすべて湿らせることが大事なのですが、よく染みてます。

時間が押してしまい、最後の完成を見せてあげることができなくて申し訳ありませんでした。瑞穂農芸の皆さん、綺麗に仕上がりましたよ!また見に来てくださいね(HPへのアップが遅れてしまい申し訳ありません)梨の果実の季節にでもお待ちしています。

20度越えの日が続き、いよいよ開花間近です。果樹の花の美しい季節が始まります!

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